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ローマ (Roma) は、イタリア海軍の戦艦。ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の4番艦。艦名はローマに因む。 ==艦歴== ローマはトリエステで1938年9月18日に起工され、1940年6月9日に進水した〔''The Littorio Class'', p.125〕。1941年3月にマタパン岬沖海戦で戦艦ヴィットリオ・ヴェネトが損傷。シャフトブラケットが破損しておりローマのものを用いて修理することになったため、4月4日にローマは曳航されてトリエステを出発しヴェネチアへ向かった〔。ヴェネチアには翌日に到着し、ドックでシャフトブラケットがとりはずされた後再び曳航されてトリエステへ向かい、4月18日に着いた〔。1942年6月14日にローマはイタリア海軍に引き渡された〔''The Littorio Class'', p.128〕。 ローマは1942年8月21日にトリエステを離れ、駆逐艦アスカリ、ボンバルディエーレ、フチリエーレ、レジオナリオ に護衛されてタラントへ向かい、翌日到着して第9戦隊に加わった〔''The Littorio Class'', p.229〕。11月12、13日に第9戦隊はタラントからナポリへ移動した〔''The Littorio Class'', pp.232,249〕。12月4日にナポリはアメリカ軍による爆撃を受け巡洋艦に大きな損害が発生。そのため第9戦隊は駆逐艦部隊護衛されて12月6日にナポリを離れてラ・スペツィアへと向かい、翌日到着した〔''The Littorio Class'', pp.25-251〕。1943年2月12日から20日までジェノバでドック入りした〔''The Littorio Class'', p.321〕。 4月14日、19日、6月5日とラ・スペツィアには空襲があり、6月5日にはローマにも損害が生じた〔''The Littorio Class'', p.322〕。6月5日の空襲はアメリカ軍のB-17爆撃機により行われたもので〔''The Littorio Class'', p.262〕、ローマは艦首付近の水中で爆発した2発の2000ポンド爆弾により損傷した〔''The Littorio Class'', p.340〕。1発目の爆弾は右舷側に命中して貫通し、水中で爆発して6×5mほどの穴を開けた〔。2発目は左舷側で、船体に8×5mの穴を生じさせた〔。それによりおよそ2350トンの浸水があった〔。6月23、24日夜にもイギリス軍のアブロ・ランカスター爆撃機による空襲があり、ローマにも小型爆弾2発が命中した〔''The Littorio Class'', p.264〕。ローマは7月1日に修理のため駆逐艦ミトラリエーレ、ヴィンチェンツォ・ジョベルティ、プレムダなどに護衛されてジェノバへ移動し、7月3日から8月13日までドックで修理が行われた〔''The Littorio Class'', pp.267,322〕。8月13日にドックを出ると、駆逐艦ミトラリエーレ、カラピニエーレ、フチリエーレの護衛でその日のうちにラ・スペツィアに戻った〔''The Littorio Class'', p.267〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「ローマ (戦艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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